【今月の生産者紹介】新潟の竹田酒造店について

メーカー概要

合資会社 竹田酒造店

創業 慶応2年(1866年)
所在地 新潟県上越市大潟区上小船津浜171
電話番号 025-534-2320
FAX 025-534-4542
ホームページ http://www.katafune.jp/

合資会社 竹田酒造店について

  国道から海側に逸れて突き当たったT字路の道は、海岸線から100~200m程の距離を保ちながら海岸線と並行に続いていて、道の両側には強い海風に晒されてきた木造の民家が立ち並び、目立った商店街は無いもののしかしどこまでもその街並みが続いています。ここは上越市大潟区、新潟市から富山県側に100km余の距離にある海沿いの地域で、高田平野の海岸線に沿って盛り上がっている海岸砂丘の上に位置しています。内陸側には昔この長く続く海岸砂丘で海への出口を失った河川の水が作った大小さまざまな湖沼群が今も残っている特徴的な地形を有する地域です。

竹田酒造店 外観

今回ご紹介するのは、ここ大潟区で慶応2年(1866年)の創業から続く老舗の「竹田酒造店」で、「かたふね」という銘柄の日本酒を造っている酒蔵です。生産量は400石余と少ないのですが、いま注目されている酒蔵なのです。
 私たちがお邪魔した際に、不在だった経営者に代わって応対してくれた青年の名刺には「十代目 竹田春毅」と書いてありました。東京農大の醸造科学科を卒業したという十代目はこの酒蔵の酒造りへの熱い思いを私たちに説明してくれました。

仕込みの様子

 竹田酒造店の酒造りへのこだわりは酒質です。米の旨味を引き出しコクのある旨口の酒で、口に含んだ時に膨らむ落ち着いた豊かな香りと、深い飲みごたえながら喉元でサッと切れる旨みを身上としています。新潟の酒は淡麗辛口が特徴と言われ、水のようにきれいですっきりした飲み口の良い酒造りを多くの酒蔵が目指し、地酒ブームもあってそういう酒は大いにもてはやされましたが、しかしそんな中でもこの酒蔵では頑として自店の酒造りを変えることはありませんでした。

 しかもここ竹田酒造店では30年前から普通酒を造っていません。このような、地方のしかも昔からの酒蔵では何と言っても地元の方々が一番のお客さんですから、晩酌用に普通酒が最も多く飲まれるはずなのです。しかしその需要の多い普通酒を造らずに一般酒として本醸造以上の酒を売ると言う決断は、自店の酒を信じ退路を絶ってそれに全てを賭けるこの酒蔵にとっても極めて重大なことだったのではないでしょうか。しかしそこまでして、上質な酒造りにこだわり続けたことにより、それが今日の国際的な評価を得ることに繋がったのだと確信しているのです。

十代目竹田春毅さん

IWCの賞状とメダル

  毎年ロンドンで開催される世界最大規模のワイン品評会(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)では2007年に日本酒部門が新設され、年々参加する醸造元や銘柄が増えてきている中で、「かたふね」は2013年と2015年の2度「本醸造部門」において金賞受賞者の中でも最高位のトロフィー受賞酒に選ばれているのです。

 ここ竹田酒造店の酒がこのように高い評価を得ることが出来るのは、造り手の上質な酒への思いがあるのは当然ですが、その他にも酒造りのための好条件が揃っているからなのです。酒蔵にとって良質でしかも大量に必要となる水は、蔵の敷地内にある2本の井戸から汲み上げられていますが、それは砂丘の内陸側にある湖沼群に降って溜められた雨水がゆっくり時間をかけて地中に染み込み濾過されたもので、雑味の無いやや硬度の高い清らかでしかも豊富なこの水は酒造りに好適なのです。また上越地方は新潟県内でも有数の穀倉地帯でもあり、この蔵で使用する越淡麗やこしいぶきを初めとする殆どの米は隣接する柿崎区などで作られていて、その質の高さは言うまでもありません。

もろみの様子

  酒蔵の中を見せてもらいましたが、今シーズンの蒸米作業がすべて終了したことを祝う甑(こしき)倒しが済んだばかりの仕込み蔵は綺麗に片付けられひっそりとしていて、あとの作業はまだ発酵を続けているもろみの管理だけとのこと。そのもろみは、琺瑯引きの大きなタンクの中でプクリプクリと間を置きながら泡が湧き上がって来ていて、タンクの中は芳醇な香りで満たされていました。

 この酒蔵での蒸米は昔ながらの大きな和釜に甑を載せて一度に600kg程を蒸し上げます。連続蒸米機が普通となっている今日、全量を甑で蒸米している酒蔵は珍しくなっていますが、これを見てもいまだに全てを手作業で行っているこの蔵こその心意気を感じずにはいられません。麹づくりも麹室の中で全て麹箱を使っていて、昼夜を問わず温度や湿度の管理をし、麹の状態を見ながら麹に手を入れたり麹箱の位置を変えたりきめ細かな作業が行われているのです。

もろみの様子

  また丹精込めて造られた出来たての酒は豊かな味と香りが際立ちますが、酒を雑菌から守るため、また酵素の働きを失活させるために「火入れ」をしなければなりません。殆どの酒蔵では蛇管やプレート式熱交換器により大量処理していますが、この場合熟成前と出荷前の2回火入れをしなければなりませんが、日本酒は醸造酒ですから極端な温度変化に弱く大切な味や香りを損なうリスクが否めません。この酒蔵では酒の旨味や風味をできるだけ損なわないよう酒瓶1本1本を湯に漬ける昔ながらの瓶燗火入れを続けています。

  このように、自然を相手に造られる日本酒は豊かな経験と人の手によってきめ細かに対応しなければならないとの思いから、徹底的に手づくりにこだわり続ける竹田酒造店の旨口の酒を是非とも口にしていただきたいのです。


 資料写真協力:合資会社 竹田酒造店

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