【今月の生産者紹介】新潟の頚城酒造について

頚城酒造 酒どころ新潟の有名清酒の中に埋もれていた秀逸酒蔵の手づくりの銘酒
豊かな自然ときれいで良質で豊富な水に恵まれた地で、名杜氏を中心とした蔵人により
丁寧に造られる酒は、優しい酒質の中に米の旨みをバランス良く醸し出した一級品

メーカー概要

頚城酒造株式会社

創業 1936年(昭和11年)
所在地 新潟県上越市柿崎区柿崎5756番地
電話番号 025-536-2329
FAX 025-536-3756
ホームページ http://www.kubiki-shuzo.co.jp/

頚城酒造 について

  今回ご紹介するのは上越市にある「頚城酒造」です。新潟県以外の方にはこの「頚城」は馴染みのない文字かもしれませんが、「くびき」と読みます。嘗て新潟県には東、中、西が頭に付く頚城郡が存在しましたが、平成17年の市町村合併により3郡とも消滅してしまいました。そもそも「久比岐」と書かれてこの地名が歴史に登場したのはかなり古く、先代旧事本紀に「久比岐国造(くにのみやつこ)」として現在の糸魚川市、上越市、十日町市あたりの地域を指し、大和朝廷の行政区として位置付けられていたことがうかがえる由緒ある地名なのです。

頚城酒造 外観

頚城酒造 八木崇博代表

頚城酒造のある上越市柿崎区は頚城地方の中では最も北に位置していて、横長の形状の同区の中で僅かな平野部は日本海に面する南の一部の地域のみで、その他の多くは山間地でその中心となっているのは標高が990mほどの米山です。標高はそれほど高くありませんが、なだらかに延びる稜線が美しく、また日本三大薬師の一つの米山薬師別当寺があることから霊峰米山として親しまれています。60歳以上の方はご存知かもしれませんが、昔一世を風靡した「米山さんから雲が出たー・・・」と唄われる三階節は米山のすぐ北の柏崎地方の民謡です。米山はこの地方のシンボルとして親しまれると同時に、霊山として作物の豊作や海上の安全など日常の信仰対象としても崇められています。

酒蔵の様子

 柿崎区の僅かな平野部が町の中心となっていますが、そこのほぼ真ん中あたりに酒蔵はあります。古くから伝わる地名を冠した頚城酒造ですが、その歴史は酒造業の中では新しく1936年(昭和11年)創業です。しかしそれは小松酒造と八木酒造と言う二つの縁戚関係にあった酒蔵が統合して新たな法人として歴史を刻み始めたため創業80年程の酒蔵ですが、酒造りの歴史は八木酒造が1697年(元禄10年)頃の創業と言われておりますので300年以上経っています。八木酒造は現在の酒蔵から10km程離れた場所にありましたが、小松酒造のあった現在の場所で頚城酒造として創業しています。嘗て小松酒造の造る酒名は「御前水」だったそうですが、それは明治天皇がこの地を行幸された折にお茶を出すためこの地域の井戸水を比べた結果、小松酒造の井戸水が使われたことからこの酒名となったようです。このように米山を初めとする山々の保水力は極めて高く、そこから豊富に流れ出る水は軟水で良質であることは今も変わりなく、蔵の敷地内の砂地の浅井戸から汲んで飲ませていただいた水は口の中を優しく撫で、何の障りもなく喉の奥に入って行きました。

井戸

和釜

  頚城酒造の八木崇博社長からお話を聞き、蔵の中を見せていただきましたが、この酒蔵の酒造りをひとことで言うと「手づくりで丁寧に造られている」ということです。今まで新潟県内の数多くの酒蔵を見てきましたが、他のどの酒蔵でも丁寧に造られているのは共通して言えることですが、殊のほかこの蔵ではそれを強く感じたのです。蒸米や蒸し上がった米の放冷、製麹など作業の機械化が進んでいる酒蔵が多い中、それは生産量が年間1,300石程の中でそうせざるを得ない事情もあるのでしょうが、すべて手作業で行っています。酒造りは麹菌や酵母など微生物を相手にするデリケートな仕事です。常に米を、麹を、酒母を、もろみを間近に目で見て、手で触れて、耳で聞いて作業をすることでそれぞれの仕込みの段階の微妙な変化を捉えることができるはずで、このことがこの蔵の酒造りの技と心を守り続けてきている一番の要因ではないかと確信しました。

蔵人の皆さん

蒸米

  手作業が極めて多いこの酒蔵での作業はきついはずですが、それを支えているのが昔ながらの蔵人制ではないでしょうか。優秀な杜氏を多く輩出し「頚城杜氏」と呼ばれる酒造りの集団を生んだこの地域だから、蔵人制が薄れつつある今日でも、酒造りを愛し酒造りの奥深さに惚れ込んだ蔵人が名杜氏山田晃氏を中心にここには揃っているのだと思います。
 また米作りの大切さを知るこの酒蔵では、通常は酒造組合が一括購入した米を買い入れるのですが、ここではいち早く地元の農家との契約栽培を進めてきました。それは米を作る側と米を使う側とが向き合って理想の酒造りのために協力することで、互いに前進して行くためです。こうして豊かな自然ときれいで豊富な水と昼夜の寒暖差とに恵まれた中で、五百万石や越淡麗などの良質米を育ててもらっているのです。こうした信頼関係から、新潟での栽培は殆ど例のない広島特産の酒造好適米「八反錦」を契約農家に栽培してもらい、五百万石などとはまた異なった米の旨味を引き出した特筆ものの純米吟醸なども造っているのです。

  こうして水や米や気候に恵まれ、名杜氏を中心に蔵人たちによって手間をいとわず丁寧に造られる頚城酒造のお酒ですが、残念ながら新潟県内ではあまり知られていません。それは新潟県内には90近くもの酒蔵があることから、生産量によっては限られたルートでしか流通しないため地元以外の酒屋の店頭で見ることは難しいからです。しかし今回この酒蔵を訪れて、この銘酒をこのまま埋もれさせておくのはもったいないと感じた次第です。是非とも一人でも多くの皆さんにご賞味いただきたい価値ある日本酒だと思います。

酒造りの風景

(資料提供:頚城酒造)

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