福顔酒造について

メーカー概要

福顔酒造株式会社

創業 1897年
所在地 新潟県三条市林町1丁目5番38号
電話番号 0256-33-0123
FAX 0256-33-4675
ホームページ http://www.fukugao.jp/

福顔酒造について

  新潟県三条市は金物の町としてご存知の方も多いのではないでしょうか。江戸時代の初めごろ地元の五十嵐川の度重なる氾濫に苦しむ農民を救うために、当時の代官が江戸から釘職人を招いて農家の副業として和釘の製造を指導、奨励したのがそもそもの起こりとされているそうです。

 三条市は現在人口およそ10万人ですが、市内に造り酒屋は僅か1軒しかありません。2009年1月現在、新潟県の人口はおよそ240万人で市町村数は31ありますが、県内には酒造元が90蔵以上ありますのでそれらの割合から見てもこの市に僅か1軒というのはいかにも少ないと言わざるを得ません。しかしその理由は良く分かりません。

福顔酒造 外観

   さて今回ご紹介するのは、その三条市唯一の酒蔵「福顔(ふくがお)酒造」です。この酒蔵の一番の特徴、それは蔵で醸す日本酒全てが純米酒となる「全量純米蔵」を目指していることではないでしょうか。残念ながら今は未だ全量と言うところまでは到達していませんが、しかしその高い目標を実現しようと真剣なのです。私ども新潟屋も取扱う日本酒は基本的に純米酒以上としておりますので、日本酒に対する考え方が極めて近く相通じるものがあることから、かねてから是非とも取材してみたいと思っていた酒蔵なのです。

 お目に掛かった社長の小林 章氏は笑顔が似合う柔和で温厚そうなダンディーな方ですが、お話を伺うとなかなか芯の強い、酒造りには相当頑固なこだわりを持った方でした。もっとも全量純米蔵を目指すなどと言うわけですから、当然お酒に対する深い愛情と強い信念が無ければ言えることではありません。

小林章 社長

  純米酒は、醸造アルコールを添加する本醸造酒などと違い、米と水だけで造るわけですからごまかしが利かず日本酒本来のしっかりとした造りが必要になります。従って材料である米や水が酒質に大きく影響することは当然ですが、更に造りの中心である醪(もろみ)が完全に発酵しきれるかどうかが酒の出来栄えを大きく左右するのです。つまり蒸米のデンプンが麹の酵素の作用で糖化され、それと同時にその糖分を酒母で培養された酵母がアルコールと炭酸ガスに分解してゆく、いわゆる並行複発酵が醪の中で進行するのですが、その両者がしっかりと本来の働きをし、しかも糖分をほぼ分解し尽くしたところで酵母が衰弱することで余分な雑味の無い、しっかりとした旨味のある切れの良い酒ができるのです。そう、このように米と水それに微生物の働きだけで造られる純米酒こそが正に世界に類を見ない高度な醸造酒の極みであり、また造る醍醐味でもあると思うのです。

小野塚章 製造部長

限定吸水

  このようにして造られる純米酒は、造りに気遣い多く手間も掛かるうえ、米も良質なものを使わなければならず、また醸造アルコールと水とで増量することはしないわけですからどうしても価格が高くなってしまいます。またしっかりと造られた純米酒ほど新酒の時よりも時間が経つに従ってゆっくり熟成が進み円熟した味わいになって行くのですが、寝かせるほどに投下した資金の回収が遅くなってしまうという造り手としての悩みも多くあるのです。しかしもっと大きな問題は、このようにして折角難儀して造られる純米酒の本当の良さがなかなか消費者の方々に分かってもらえないことなのです。

袋吊り

  難しい問題の多い純米酒造りに敢えて立ち向かうこの酒蔵では、五百万石を使うことの多い新潟県内の酒蔵としては珍しく純米酒には山田錦を中心に使っておりましたが、更に良質の米を求めるために山田錦の名産地である兵庫県に小林社長自ら足を運び直接交渉することで、今では特A地区の山田錦も仕入れていますし、更に良質の酒米を仕入れるために他の酒蔵と共同での購入などの取り組みもしているのです。そして酵母も日本醸造協会で頒布している協会酵母ではなく、グループで独自の酵母を研究して使用しています。

  また、ここに水を供給している浄水場では五十嵐川の伏流水を水源としており、取水される原水の水質が良いこともあり緩速濾過と言われる方法で浄化されているのだそうです。緩速濾過とは薬品を使わずに、細かい砂の濾過層にゆっくりと原水を通すことで美味しくて安全な水を作る方法で、自然水に極めて近い水とのことです。
 しかもこの五十嵐川の水は県内でもトップクラスの超軟水なのだそうで、最近でこそ軟水をゆっくりと低温発酵させる醸造法が確立されておりますが、昔は発酵する力が弱い軟水では思うような酒造りができなかったことが、この地に酒蔵が少ないことの原因なのかもしれません。この超軟水を辛抱強く努力を重ねた末に、仕込み水として酒造りに上手く生かすことが出来たからこそ今日までこの地で生き残れたのではないでしょうか。

「三条の水はおいしい」新聞記事

  ここ福顔酒造の生産量は年間で800石(一升瓶で8万本)を超える程の小さな酒蔵ですが、小さいからこその良さがあります。生産設備に多くの資金を投入するのではなく、昔からの道具や設備を使い、人の手を掛け、五感を働かせながら全ての酒を造っているのです。今日のように酒造りが工業化され大量生産が主流の時代になるとこのような酒蔵は貴重であり、これが本来の酒造りなのかと思わせてくれるのです。ここでは日本酒が自然や微生物の力を借りて人の手で造られるものなのだと言うことが実感できる、そんな素朴で素敵な酒蔵なのです。

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電話:025-256-8077

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