今代司酒造について

メーカー概要

今代司酒造株式会社

創業 1897年
所在地 新潟県新潟市中央区鏡が岡1番1号
電話番号 025-244-3010
FAX 025-245-3233
ホームページ http://www.imayotsukasa.com/

今代司酒造について

車が引っ切り無しに通る大きな通りから横に目をやると道路から少し奥まったところに、玄関上の瓦葺の庇から上に横方向に規則正しく三階ほどの高さまで 貼られた板が印象的な、どっしりとした木造の建物が建っています。奥の方には高い煙突が見え、何よりも正面の入口の庇の上に祠(ほこら)のような雨除けに 守られて杉の葉で作った丸い酒林があることから、ここが造り酒屋であることが分かります。
このあたりは新潟市内の沼垂(ぬったり)と呼ばれる地域で、新潟市内でも古くからある由緒ある町です。車の行き交う大きな通りは、昔は近くの湖水から海に流れ出る 栗ノ木川と呼ばれた川が流れていたそうですが、今は道路の下でその流れを見ることはできません。その川は昔、周辺の穀倉地帯の米などを船で港に運ぶための重要な 交通路であり、またそのような利便性を生かしてかこのあたりに藩の大きな米蔵があったと言われています。併せてこの地域では良質な地下水を豊富に得ることができたため、 酒や味噌や醤油などの醸造業が栄え、現在も醸造の町として知られています。嘗てはこの町だけで8軒の造り酒屋があり、しかもこの蔵を含め3軒が川沿いに 軒を接して建ち並んでいたと言います。

今代司酒造 外観

 

 さて、今回ご紹介するこの酒蔵は明治30年代初期に創業された「今代司酒造」です。その前は別の場所で酒の仲買、卸売業を営んでおりましたが、 他所の酒蔵から桶買いなどをして売るよりもいっそ自分で酒を造ろうということでここに酒蔵を建てたのだそうです。
 この蔵では良質な酒を懸命に造りながら順調に社業を伸ばし、新潟市内でトップクラスの酒蔵に成長しましたが、或る年に思いがけない災難に見舞われてしまいました。
 それは昭和39年の新潟地震により、地層が変化してしまったのか水脈が変わってしまったのか、酒蔵にとって命とも言える地下水が出なくなってしまったのです。 その頃は既に地下水を採取するための井戸の深さが制限されていたため、深いところからの採取もできずその場所での取水を諦めざるを得ませんでした。

 そこで良質の水が得られる他の場所へ蔵を移転しようと県内の各地を回ったと言いますから、この酒蔵にとって如何に大きな問題だったのかを窺い知ることができます。 結局移転することは叶えられませんでしたが、その移転先を探すうちに納得の行く軟質の良好な湧水を見つけ出すことができ、 それ以来ずっとその水を35~40㎞の道のりをトラックで運んで来ているのです。

本蔵

釜場

 さてこの蔵の嘗ての繁栄振りは、昔は仕込み蔵として使われていたと言う今も残るふたつの土蔵造りの蔵を見ることで知ることができます。 そのひとつは、明治時代の創業の時に建てられたもので、現在は貯蔵蔵として使用されていますが、天井が高く太い梁と柱で組み上げられた しっかりとした造りのその蔵は広さが何と80坪もある見事なものです。
もうひとつの蔵は、大正蔵と呼ばれているもので、その時代に他の場所から移築したと言われているものです。大きさは明治の蔵よりは小さいものですが、 階段を上がって行って見上げる梁の造形は実に理に適った美しさをもち、瓦葺の重い屋根をしっかりと支えているのです。自然の木のどこの部分にこのような 形状があるのかと思うのですが、それはどう見ても人為的に作られた形状ではない自然の造形の豊かさを感じさせてくれる、かなりの曲率を持った自然木の梁が 左右で美しいアーチを形成しているものなのです。

自然木を利用した梁

歴史のある蔵

 このように立派な蔵を有し一時代を築き上げた老舗酒蔵も、近年の食生活の変化やその多様化、焼酎ブームの影響などにより 日本酒の需要が全体的に落ち込む中でその例外ではなく、売上の減少や生産量の削減と次第に厳しい状況になって来ておりました。
創業者から数えて四代目となる現社長の山本芳太郎氏は、そのような厳しい経営環境の中、平成15年に思い切った転換を図って生き残りを賭けることにしたのです。
その転換とは今までのような看板を背負った重責や気負いを脇に置き、資源や資本の集約を進めるために余分な身を削ぎ落とし、量は少なくてもいいから 納得の行く良質な酒造りに徹することにしたのです。そのために普通酒や本醸造酒など比較的地元の愛飲家に飲まれている酒の生産を思い切って止め、 この蔵で造る酒は全て米と水だけで造る純米酒以上にすることとしたのです。
酒蔵にとって地元の方々に親しまれている酒を止めてしまうことは、顧客を失うことになったり、信用を失うことになりかねず大変な決断であったろうと思われます。 しかし敢えて踏み出したこの道は、決して縮小や退却を意味するものではなく、地元と言う「味方」でもある一方、ある意味での「甘え」を自ら断ち切り、 この蔵にとって新しい酒造りに取り組む姿勢を明確にするとともに、看板に頼らない、出来上がる酒そのものだけで真剣勝負をすることにしたのです。

9代目蔵元・山本平吉氏

杉玉と注連縄

 この決断によって今まで造っていたよりも遥かに少ない量の酒しか造らないわけですから、材料にしても今まで以上に十分吟味をし、 仕込みにしても正に酒のひとしずくにまで魂を込めて造ると言うことが言葉の上だけでなく、真に造り手一人ひとりの心の中にしっかりと 刻まれているのではないかと思うのです。
 新潟産の米だけを使い、遠い道のりを毎週運んで来る名水に仕込む、何よりも蔵人たちの強い気迫が込められたこの蔵の酒、是非ひと口飲んでみていただきたいのです。

お届け方法について

お届け先によって配送方法が異なります。初めての方はこちらをご覧ください。

カート

商品数:0
商品合計金額(税抜):0

商品カテゴリ

店舗紹介

セルフ片山 ピアBandai店・新潟屋

住所:新潟県新潟市中央区万代島2-5
営業時間:10:00~19:00(土・日・祝日9:30~)
電話:025-256-8077

セルフ片山ピアBandai店は訪日外国人旅行者向けの免税サービス対応店舗です。

訪日外国人旅行者向けの免税サービス対応店舗です。
ネットショップでは対応しておりません。店頭のみにてご利用いただけます。

新潟市プレミアム付き商品券をご利用いただけます

Facebookページ:

新潟のウマい!を全国へ!セルフ片山ピアBandai店・新潟屋 facebookページ

【店員の日記】

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。